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(3)カメラのセット:速度飛行のときは、上下の突風が機体全体に大きく影響するので、しっかりとマウントすべきである。スタートやファイテルアプローチのときなど、自分のからだでさえ、上下にほんろうされるので、自分のからだでカメラを突き上げないような位置に、しっかりとマウントすべきである。
4−10図の(a)、(b)のように、カメラのレンズを風防面に密着するように押しつけて、ファインダーに写る画面を(c)のようにする。その状態のままで、翼端が旋回点の近くにあるような位置に持っていってシャッターを押す。
(4)自記高度計:自記高度計のマウントの方法は、4−11図のように、記録
針を上側にしてマウントする。ペンにインクを充分に入れておく。
高々度の飛行の可能性があるときとか、冬期、零度以下になるような場合には、4−12図のようなアルミはくを使用しなければならない。
アルミはくは自記高度計の筒に巻きつけ、ショウノウを燃やして、そのススをアルミはくにつける。既製のアルミはくがないときは、適当なうすさのアルミはくを切って使用する。
飛行後、記録されたアルミはくは、自記高度計から筒ごとはずす。透明ラッカーでこのはくにスプレーし、かわいてから、筒からはくをはずす。
(5)食料および飲み物:飲み物は、片手で口へ運べるようにする。のどのかわきを防ぐために、ハッカのキャンデーやすっぱいものを用意する。

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